外国為替市場が2つあるとは?
外国為替市場には、次の2つの市場があります。
■インターバンク市場
インターバンク市場は、銀行同士で取引される市場です。
ここで取引されるレートはインターバンクレートと呼ばれます。
■対顧客市場
対顧客市場は、銀行と顧客との間で行われる市場です。
ここで取引される為替レートは対顧客レートと呼ばれます。
スプレッドとは?
通常、為替取引の場合、
インターバンクレートと対顧客レートには
差があります。
インターバンクレートですと、
ドルでは、
売値(オファー)と買値(ビッド)の差である
スプレッドは、1〜3銭程度です。
しかしながら、
個人が外貨預金をする際の、
銀行の売値(預金者から見ると買値)
であるTTSと、
銀行の買値(預金者から見ると売値)
であるTTSの差は
2円にもなります。
このように、
対顧客レートでは、差が大きくなるということです。
これに対して、多くのFX会社では、
このスプレッドが4銭程度と
インターバンクレートにかなり近くなっていて、
これは大きなメリットといえます。