スワップ金利の受け取り方は?
スワップ金利の受け取り方は、
通常の金利とは異なります。
1年定期預金は、
1年後に利息を受け取りますが、
スワップ金利は、
毎日受け取ることができます。
レバレッジを掛けた場合のスワップ金利の受け取りは?
まず、レバレッジを掛けて
通貨を買うということから考えてみます。
FXで、日本円を売ってドルを買うということは、
日本円を借りてきて
ドルを買うということと同じことです。
より正確には、
日本円を借りてきて、市場で日本円を売り、
市場からドルを買うということです。
さらに具体的には、
1ドル=100円のときに10万円しか持っていない人が、
10万円を証拠金(保証金)として預け、
日本円で100万円を借りてきて、1万ドルを買うと考えるのです。
このとき借りてきた日本円というのは、
元本の返済はなく、
金利だけ支払えばよいことになっています。
よって、この借入れ金利と預け入れ金利の差が
スワップ金利ということになります。
つまり、決済するときに
日本円で100万円を返済すればよいのです。
日本円は、ほぼ金利ゼロで借りてくることができますので、
買った通貨の金利が4%であれば、
ほぼ4%の金利を受け取ることができるということです。
また、決済するときに1ドル=110円になっていれば、
ドルを売って110万円を受け取り、
もともと借りていた100万円のみを返済すればよいということです。
そうすると、
110万円−100万円=10万円
が手元に残りますが、これが為替差益です。
支払うスワップ金利もある?
スワップ金利というのは、
受け取るだけではありません。
例えば、円を売ってオーストラリアドルを買った場合には、
スワップ金利を毎日受け取ることができますが、
反対に、円を買ってオーストラリアドルを売った場合には、
スワップ金利を毎日支払うことになるのです。
これは、高金利の通貨を借りてきて、
低金利の通貨を買うということを考えると理解しやすいと思います。